地球温暖化の原因として、温室効果ガスが挙げられています。
温室効果ガスと言うと、二酸化炭素が有名ですよね。
しかし、この温室効果ガスは二酸化炭素だけではありません。
それ以外にもメタンガスと言うものが挙げられます。
ここでは、地球温暖化の原因であるメタンガスについて紹介します。
目次
メタンガスが引き起こす地球温暖化
地球温暖化の原因と聞くと、二酸化炭素を思い浮かべる人が圧倒的に多いと思います。
しかし、メタンガスの温室効果は、実は二酸化炭素の25倍から80倍と言われているのです。
つまり、二酸化炭素以上の温室効果を有し、メタンガスの発生は地球温暖化に大きな影響もたらすと考えられるのです。
ちなみに、それ以外に有名な温室効果ガスとしてはフロンガスも挙げられます。
メタンガスの排出量は増加している
地球温暖化と言う問題が指摘されるようになり、人類は様々な温室効果ガスの排出を抑制してきました。
1995年までにフロンガスの排出を禁止すると言う取り決めも行われましたが、なかなか温室効果ガスを抑制し切ることができません。
2017年6月2日、日本の観測衛星「いぶき」が、メタンガスの濃度が確実に濃くなっていると言うことを世界で初めて証明しました。
地表付近のメタンガスの濃度は、18世紀頃までは700-750ppbしかなく、さらにその濃度は安定していたのです。
しかし、産業革命を始めとする人間の産業の発展により、メタンガスの濃度が濃くなり、今では1800ppbを越えています。
メタンガスはどのように排出されるのか
メタンガスが二酸化炭素の25倍から80倍の温室効果をもたらすと聞いても、実際のところはぴんとこないかもしれません。
自分たちの生活の中でメタンガスを排出する機会は滅多にありませんよね。
人間のおならだけでは、温室効果を発揮するようなメタンガスは早々排出されません。
それならば、メタンガスが排出される原因とはなんなのでしょうか。
身近なところで言うと、牛などの家畜はゲップをする際にメタンガスを排出しています。
特に、牛には4つの胃がありますが、そのうちの1つであるルーメンと呼ばれる胃から排出されるゲップは強力な温室効果を持つと言われています。
そのため、家畜業界ではこのゲップが重要な問題になっているのです。
まとめ
〇 メタンガスが引き起こす地球温暖化
〇 メタンガスの排出量は増加している
〇 メタンガスはどのように排出されるのか
いかがでしょうか。
私たち人間の中では、メタンガスと聞くとおならを思い浮かべる人も多いと思います。
しかし、それだけでは地球温暖化の原因にはなりません。
地球温暖化は人類のみならず動物にとって重要な問題です。
できるところから、地球温暖化対策を始めていきたいものですね。