地球温暖化が進むとどうなる?50年後は?100年後は?


地球温暖化による世界の平均気温上昇を抑えるために、1997年に締結された京都議定書で二酸化炭素の削減案ですが、二十年を経過しても顕著な成果を上げられていません。

そんな中、国連の環境会議では、スウェーデンの16歳の少女が、これまでの地球温暖化に対する各国の首脳たちの対応に激怒したスピーチが注目を集めています。

早ければ2030年には、世界の平均気温が産業革命前の1.5度高くなるとする試算も公表され、地球温暖化の対策は待ったなしの状態にあります。

現在進行している地球温暖化が、50年後にはどんな世界となっているのか、専門家の推測を紹介します。

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専門家が予測する日本の状況は?

最高気温が35度以上の猛暑日の日数が増加する近年の日本では、各地で熱中症で搬送される患者も増加し、観測史上最高となる1時間降水量が各地で観測され、すでに各地で気象や気候に異変がみられます。

日本の平均気温は、世界平均を上回るペースで上昇し、2050年には、京都の紅葉の見頃がクリスマスの時期になると予測する専門家もいます。

地球温暖化の克服を模索する世界各国の中で、日本は東北震災以降、原発の運転停止により、火力発電による電力供給が行われているため、二酸化炭素の排出量の削減は期待できない状況にあります。

50年後の日本は、東京で最高温度40度超、真夏日連続50日以上、熱中症による死者6500人といった状況を専門家により、予測されています。

あくまで、温室効果ガスが現在のペースで増え続けた場合で、対策が講じられ効果があがれば、当然違った予測となるものの、恐ろしい状況です。

地球温暖化の影響は、農業分野での被害も?

世界の年平均気温の上昇ペースを上回る勢いで上昇する日本の気温は、熱波や洪水といった異常気象の増加が予想され、気候変動の影響は農業分野にも被害が予想されています。

現在の平均気温より3度上昇すれば、北日本以外の全地域で減収が予測され、果樹栽培では栽培に適した地域が北上するとともに、安定した生産が困難になると予測されています。

50年後には、地球温暖化で日本のコメの収穫が北海道では0.5トン増加する一方、そのほかの都道府県では、1ヘクタールあたりの収量が0.1から0.9トンの減収になるとも予測されています。

いずれも、平均気温が現状のまま上昇した場合、気象や気候も異常な状況となり、食料の生産の北限が変化し、収穫量にも甚大な被害が予想されています。

地球温暖化が現状のまま進行した50年後は?

ここ数年の日本では、夏の猛暑日が連続し、ゲリラ豪雨や大雨などの異常気象が頻発し、2030年には産業革命前の年平均気温より1.5度高くなると試算されています。

地球温暖化がこのまま進めば、50年後には東京では最高気温が40度を超え、真夏日が50日以上連続すると予測され、各地の農作物の収穫にも影響が予測されています。

東北震災により停止した原発の代わりに火力発電が利用され、二酸化炭素の排出量を減少できていない現状の対策は、待った無しの状況といえます。

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