地球温暖化の影響は、北極と南極では?違いはあるの?


地球温暖化を伝えるテレビなどのニュースでは、北極や南極の氷が割れたり、シロクマが海に落ちて四苦八苦する姿が映像として流れます。

ここ数年、日本各地で夏場の最高気温が35度を超えることが当たり前のようになり、大雨やゲリラ豪雨が頻発して、以前とは環境が変化していることを実感します。

地球温暖化により、地球全体の平均気温が上昇傾向となり、海面温度も上昇している中、地球の両極にあたる北極や南極に、どんな影響があるのでしょうか。

また、北極や南極が地球温暖化によって受ける影響が、地球全体にどのような影響を与えるかを考えてみます。

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北極が地球温暖化で受ける影響と地球全体に与える影響は?

北極には南極とは違い大陸がなく、大部分を海に浮かぶ暑さ数メートルの海氷が占め、北アメリカのアラスカやグリーンランドなどの陸地と総称して、北極圏と呼ばれています。

北極の平均気温は、ニーオルスン観測基地で観測されたデータではマイナス6.2度とされています。

北極は、地球温暖化の影響で海氷が溶け、北極に生息する動物の生態系が変化し、先住民のイヌイットの生活も成り立たなくなると推測でき、海水の酸性化が進むと考えられています。

また、北極の温暖化により、地球全体の海面が上昇し、メタンガスが湧出し、地球温暖化に拍車をかける可能性が高まります。

南極が地球温暖化によって受ける影響と地球全体に与える影響は?

南極は、北極とは違い大陸の上が数メートル規模の分厚い氷床で覆われ、その面積は日本の国土面積の37倍といわれています。

地球温暖化によって南極では、この50年間特に目立った気温変化は見られないものの、西南極の「南極半島」では著しい気温の上昇がみられ、棚氷の崩壊が進んでいます。

地球温暖化の影響は、南極に生息するペンギンをはじめとした動物の生態系にも影響を及ぼし、ペンギンの個体数は急減し、絶滅の危機に直面しています。

また、棚氷の崩壊や融解は、全世界の淡水の70%を占めるともいわれる南極氷床ですから、世界の海水面を60m上昇させる影響が推測されます。

その一方で、地球温暖化の影響により、南極の海水温度が上昇し、南極での「降雪」を増やし、海氷面積だけは広がる状況を生み出しています。

地球温暖化の北極と南極への影響は、地球全体に影響する?

地球温暖化は、地球の両極に位置する北極と南極にも、気温上昇による大陸を形作る氷床や棚氷を溶かし、両極圏内の生態系にも影響を及ぼします。

しかも、両極にある氷床や棚氷が溶け出すことは、地球全体の海面を上昇させ、メタンガスの湧出による地球温暖化を極端に進めてしまう可能性を秘めています。

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