地球温暖化の対策に、ゴミはどんな影響を与えるの?


地球温暖化は、人間の生産活動に伴って排出される二酸化炭素を中心とした温室効果ガスの濃度が上昇し、地球から放出される赤外線が大気圏内に留められ、熱が再放出されて気温が上昇します。

地球温暖化の主たる原因とされる二酸化炭素の削減には、生産活動によって生じる廃棄物や家庭から出されるゴミの処分にも対策が必要と考えられています。

ゴミが増えることで、「なぜ地球温暖化が進むのか?」「どんな影響や対策が必要となるか?」など考えてみます。

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ゴミが増えると、地球温暖化がどうして進むのか?

ゴミが増えると、償却処分した後の焼却灰や、粉砕された不燃物などは、行政が定めた最終処分場とされる埋立地に埋め立てられます。

埋立地が不足すれば、山を切り開き、新たな埋立地が準備され、山林が破壊され、自然環境の破壊にもつながります。

また、ゴミの焼却やゴミの収集のために使われる収集車からは、温室効果ガスの主たる原因となる二酸化炭素が発生し、地球温暖化に影響を与えます。

大量消費による限りのない経済成長を継続する限り、大量のゴミが排出され、その処理対策がなされなければ、地球温暖化が進んでしまうことになります。

ゴミ問題には、プラスチックの大量消費社会の問題も?

ゴミ問題には、最近話題となっているスーパーや小売店でのレジ袋の廃止や、ファストフードやコーヒーショップでのプラスチック容器の変更がニュースになっています。

石油から作られているプラスチックは、製造家庭でもゴミとして廃棄されるときにも、二酸化炭素やメタンガスといった温室効果ガスを排出します。

しかも、海洋汚染や自然界の動物の誤飲による被害も問題となっていて、プラスチックゴミの対策は、環境汚染を引き起こしている廃棄物の対策と今後使用される素材の変更も必要とされます。

つまり、ゴミの焼却処分や埋立処分といった廃棄処理が地球温暖化に与える対策には、これまでの生産活動と消費、そして廃棄といったモノのライフサイクルの転換も必要とされます。

地球温暖化の対策には、ゴミの処理問題も?

現代社会での生産活動で生じる温室効果ガスは、モノの生産で生じる廃棄や消費者によるゴミの処分でも排出され、地球温暖化に影響を与えます。

そのため、ゴミの処理問題の解決には、モノの生産から消費、廃棄、処分といったモノのライフサイクルが、これまでとは違うシステムが求められます。

ゴミの減量や処分方法が、今後の地球温暖化の対策と環境問題の解決のヒントとなるかもしれません。

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