小学生、高学年ぐらいからでもわかるようにまとめてみました。
地球温暖化の仕組みを知ることで私たちの住む地球がどんな問題を抱えているのか考えるきっかけにしてみましょう。
目次
地球と宇宙の間にはぶあつい空気の層がある
地球の表面は、空気の層でおおわれています。
この空気の層があることで、地球には生命が誕生したのです。
この空気の層は生命が育つのにちょうどいい温度を保ってくれています。
太陽から届いた熱を宇宙に逃がさない働きと、宇宙に逃がす働き。
その両方の働きををしているのです。
この空気の層はフロンやメタン、二酸化炭素などのガスでできています。
ガスでできた空気の層。
地球を生命が生きられるように暖めてくれているので
これを温室効果ガスとよびます。
この温室効果ガスが地球温暖化の仕組みに深くかかわってくるのです。
地球温暖化の原因の温室効果ガス。二酸化炭素
温室効果ガスは地球全体を覆っています。
18世紀に入るまで、この温室効果ガスは、地球の生き物を育てるのにちょうどいい温度を保ってくれていました。
しかし、18世紀に入り、人間が機械を発明しました。
その機械を動かすために必要なものが石炭や石油。
石炭や石油は、燃やすとたくさんの二酸化炭素を出します。
温室効果ガスの中でも、二酸化炭素はその量がとても多いのです。
しかも、熱を保つ効果がとても高く、今まで地球の外に逃げていた熱も、地球の中に閉じ込めてしまいます。
人間にたとえると、セーターを着ているようなものなのです。
地球温暖化は、地球が温室効果ガス。
特に二酸化炭素でできたセーターを着込んでしまった状態なのです。
私たち人間も、セーターを着ると体温が外に逃げずにあたたかいですよね。
暑ければセーターを脱げばいいです。
しかし、地球は自分では二化炭素のセーターを脱げません。
地球温暖化の仕組み
けれども、私たち人間は、毎日二酸化炭素をたくさん出しています。
たとえば、電気。
世界を見てみるとそのほとんどが、火力発電に頼っています。
火力発電というのは、石炭を燃やして電気を発電することです。
地球温暖化の仕組みは、こういった人間の活動によって、二酸化炭素が空気中にたくさん出てきて、温室効果ガスがよりいっそう増えているために起こったことなのです。
今までは植物や海が二酸化炭素を吸収してくれていました。
しかし、森林破壊や、砂漠化が進み、植物の吸収してくれる二酸化炭素の量が減ってきています。
それに、私たちのくらしのなかで、機械が発明されるとその便利さからたくさんの利用がされています。
石炭を燃やし、たくさんの二酸化炭素、つまり、温室効果ガスを出してしまいました。
地球温暖化の仕組みは、簡単に言うと、18世紀までは地球の気温を一定に保ってくれていた温室効果ガス。
これが、石炭など二酸化炭素をたくさん燃やすことにより空気中に逃げ出してしまった。
その二酸化炭素を植物が吸収しきれなくなって、温室効果ガスの層が厚くなった。
今までは宇宙に出て行ってしまったあたたかさが、地球にのこってしまい、温度が温暖に(あたたかく)なってしまった。
=地球が温暖化した。
これにより地球温暖化がすすんでしまった。
地球温暖化の仕組みはこういうことになります。
まとめ
地球温暖化の仕組みは、簡単に説明できますが、実はもっと奥が深く、二酸化炭素によるものだけではありません。
ですが、小学生にもわかるように説明するなら、地球温暖化の仕組みには、温室効果ガスがかかわる。
温室効果ガスのほとんどが二酸化炭素でできている。
このことを覚えておきましょう。