地球温暖化の歴史はいつからはじまった?

地球温暖化問題の原因・影響・対策!地球温暖化について学ぼうk (17)
地球温暖化の歴史はまだ浅く、様々な要因が重なっているため、簡単にまとめるのは難しいです。

しかし、いつから始まり、地球温暖化の原因といわれているものは、何か。

明確に言えるものもあります。

地球温暖化の歴史はいつから始まったのでしょう。

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地球温暖化の歴史、はじまりは18世紀

18世紀のはじめに、産業革命が起こりました。

業革命は1760年代から1830年代にかけての期間です。

イギリスの蒸気機関の開発が世界に広がります。

産業革命により開発された機械を動かすのには

石炭や石油が多く使われます。

石炭の中には多くの二酸化炭素が含まれます。

固体のままの二酸化炭素の量が50だとすると燃やされて気体になった二酸化炭素の量は倍の100。

蒸気機関は石炭を燃やし、水を温めて発生した蒸気により機会を動かします。

そのため、世界中の鉱物資源、石炭、石油が掘り出されました。

石炭は安く手に入り、豊富なエネルギー資源として魅力的だからです。

蒸気機関を使用する鉄道や、発電の動力として盛んに利用されてきました。

産業革命により、人類は様々な恩恵を受けてきました。

移動手段は鉄道になり、蒸気による発電から電力を得ることができました。

ところが、そこに落とし穴があります。

それが、先ほども述べた石炭はが発生する二酸化炭素。

今や生活に欠かせない車はの動力源は石油です。

石炭とおなじく石油も二酸化炭素を大量に発生させます。

そのため地球温暖化の歴史という視点から見ると、温暖化の引き金になったのが産業革命となります。

温室効果ガスの中で熱を吸収する効果が大きいメタンやフロンに比べると、二酸化炭素の割合は9割。

地球温暖化は、この温室効果ガスの濃度、つまり二酸化炭素が大きく関わってくるのです。

18世紀以前に比べて二酸化炭素を多く排出することの多くなった産業化革命以降。

ここから地球温暖化の歴史がはじまるのです。

1980年代になると、地球温暖化に危機感がでてくる

1980年代に入り一部の研究者たちがの地球の変化に気づき始めます。

人間が作り出した温室効果ガスが、地球の気温を上げていることを強く意識し始めました。

このまま温室効果ガスを排出し続けていると、地球温暖化がさらに加速するのでは?

このままでは地球環境が変わってしまう。

そうした危機感から地球温暖化の研究の歴史が始まります。

その統括を行っているのが、国連の環境プログラムと、世界気象機関です。

地球温暖化における気候変動の問題処理のために動き始めます。

1988年、2つの機関は「気候変動に関する政府間パネル」を立ち上げました。

私たちにはIPCCという略称でたまにニュースなどで耳にしている団体です。

IPCCの任務は以下になります。

地球温暖化の歴史、気候変動の現状に関すること。

その科学的な見解を世界に提供しすること。

将来の環境や社会・経済に対する潜在的なインパクトを考えること。

世界中の科学者たちの研究や論文などの資料を集め、評価し要約する役割になっています。

地球温暖化を含めた気候変動に関してIPCCはこれまでに5回「評価報告」をしています。

1990年、1995年、2001年、2007年、2013年。

この報告の中で重要なのは「わかっていないこと」が明記されている点です。

地球温暖化の歴史はまだ浅い

1980年代から始まった地球温暖化の歴史的な分析、報告、予測。

先のIPCCにより大きく3つの分野にわかれてまとめられています。

1つ目はこれまでの気候変動に影響を与えた事例の研究です。

地球温暖化の原因となる温室効果ガスの排出や、森林伐採を分析。

また、過去、現在の気候モデルのデータを評価し、将来の気候変動を論じます。

2つ目は、海水面の上昇、極端な熱波、水資源配分の影響、農作物の収穫。

これらが人間の生活や、自然の生態系、にどのような影響を与えているかです。

3つ目は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素。

その炭素を放出しないエネルギー源を開発し、省エネを進めて、今後の気候変動を抑えよう。

と、提言しています。

まとめ

地球温暖化が始まった歴史は近代に入ってからです。

気候変動に関する地球の変化は、予測のつかないことが多いです。

今後の人間の取り組みにより、エネルギー源が炭素を含まないもの。

例えば太陽光発電、風力発電、水力発電にシフトすれば地球温暖化は緩やかになります。

しかし、地球の溜め込んだ温室効果ガスの量が地球に生命が壇上してから短期間に急激に増えたことはないのです。

それに人間の生活の変化や生態系の変化。

温室効果ガスの宇宙への放出や海への吸収など、様々な事象が重なるため予測はできても、確実にそうなるとは言い切れません。

しかし、地球温暖化の歴史はすでに始まっています。

私たちは地球温暖化の歴史の生き証人なのです。

温暖化による最大の危惧は地球環境が完全に変化し生態系の大規模な変化によるもの。

もしかしたら、太陽系の中で唯一の生命の星である地球が生命を育むことが難しくなり無機物だけの星になってしまうかもしれません。

地球温暖化の歴史は始まったばかりです。

これからの人間の動き方次第で地球そのものの

生命存続の可能不可能が1000年後の地球にかかわってくるでしょう。

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