地球温暖化が起こると、その影響として水不足が挙げられます。
地球温暖化と聞くと、例えば南極の氷が解けることによって海面上昇をするということはよく知られていますよね。
海面上昇するということは海の水が増えるということなのに、なぜ水不足になるんだろうかと思う人もいるのではないでしょうか。
ここでは、地球温暖化の影響である水不足について紹介します。
目次
水を蓄えることができなくなる
雨や雪が降ったとき、それらは地中に吸収されますよね。
そして、地中に吸収された雨や雪は多くが蒸発してしまいますが、地中に残った水分が河川に流れ込み、人間が使用できる水資源と変化するのです。
しかし、地球温暖化が起こるとこのシステムがうまく作用しなくなる可能性があります。
地中に吸収された雨や雪が蒸発する際に、気温が上がってしまうと蒸発量が増えてしまい、河川に流れ込む水分が減ってしまうことにより、人間が使用できる水資源に変化が起こってしまうのです。
それにより水不足が発生するのです。
逆に降水量が増える場所もある
地中に吸収された雨や雪が蒸発するということは、湿度が上がるということです。
そして、これは雨や雪の量を増やすことにつながります。
つまり、地球温暖化の影響で降水量や降雪量が増える場所もあるということです。
さらに、台風やハリケーンなどの災害が増える可能性も指摘されています。
つまり、水不足になる地域もあれば、もともと雨の多い地域では水の量が増える、という影響を受けることになるのです。
水不足が与える影響とは
地球温暖化が水の循環に変化を与えてしまい、水不足が起こってしまうと、それは人間の生活に様々な影響を与えます。
まず、世界中の水分の70%は農業に使われていますから、水不足になってしまえば農業が成り立たなくなります。
そうなれば、人間を含む動物の食べ物が減ってしまうということですよね。
また、病気が蔓延してしまう可能性もあります。
衛生面でも清潔さを保てなくなりますし、ウイルス性の病気が発生する可能性も指摘されています。
水不足は、飲み水が減る程度の問題ではありません。
人間の生存を脅かす、深刻な問題なのです。
まとめ
〇 水を蓄えることができなくなる
〇 逆に降水量が増える場所もある
〇 水不足が与える影響とは
いかがでしょうか。
地球温暖化の影響は、気温が上がるというだけではありません。
気温が上がるということで、その他にも様々な影響もたらすのです。
特に、人間やその他動物の生存を脅かすような影響は深刻ですよね。
地球温暖化について、真剣に考えていきましょう。