地球温暖化に関して、オゾン層という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
オゾン層というのは、地球の大気の中で、オゾンの濃度が高い層のことを指します。
そして、地球温暖化においてはオゾン層の破壊が大きな原因となっているといわれています。
ここでは、オゾン層の破壊と地球温暖化、その影響について紹介します。
目次
オゾン層の役割について
かつて、地球にはオゾン層がなかった頃がありました。
オゾン層がないとなると、地球には太陽からの紫外線が直接地上に降り注ぎ、生物は生存できないということになります。
つまり、オゾン層がない時代、そこには生物はいなかったのです。
そこにオゾン層ができ、地球を紫外線から守ってくれるようになりました。
そして今、地球温暖化によってオゾン層が破壊されつつあり、その影響で生物の命が危ぶまれているのです。
近年、オゾン層が破壊されることによってより強い紫外線が地球に降り注ぐようになりました。
特にオゾン層の破壊が激しいといわれるオーストラリアでは、日本の約7倍の紫外線が降り注いでいるといわれています。
オゾン層が破壊されることによる被害
オゾン層が破壊されてしまうと、先ほども述べた通り、地球には大量の紫外線が降り注ぐことになります。
それにより、長時間紫外線に当たってしまうと皮膚がんにかかったり、白内障などの目の問題を抱えたり、さらには免疫が低下してしまうため、ウイルス性の病気にかかってしまう可能性も考えられます。
近年、世界中では皮膚がんや白内障にかかる人が増加しており、日本国内において、その患者は7倍にもなりつつあります。
オゾン層の破壊というものは、地球温暖化のみの問題ではなく、人間の健康面にも大きな影響を与えるのです。
フロンガスの影響について
オゾン層を破壊する温室効果ガスとしては、二酸化炭素が1番有名かもしれません。
しかし、家電製品を処理するときに大量に排出されるフロンガスは、二酸化炭素の数千倍もの影響を持っているのです。
冷蔵庫やエアコン等を発揮する際、フロンガスが大量に排出されます。
空気よりも重いフロンガスは、ゆっくりと20年ほどかけてオゾン層に到達し、オゾン層を破壊していきます。
1995年までに、先進国においてはフロンガス自体が禁止されたため、今は代替フロンが利用されています。
しかし、1995年までに排出されたフロンガスは、2015年頃までにはオゾン層に到達し、ちょうど今頃、オゾン層を破壊している可能性があるのです。
フロンガスの影響は恐ろしいですね。
まとめ
〇 オゾン層の役割について
〇 オゾン層が破壊されることによる被害
〇 フロンガスの影響について
いかがでしょうか。
オゾン層の破壊というものは、地球温暖化に大きな影響もたらします。
それを防ぐためには、オゾン層を破壊する温室効果ガスの排出を食い止めなければいけません。
まずは身近なところから、努力をしていきましょう。