毎年暑くなる夏!
2013年。8月に高知県で日本観測史上最高の41℃!
猛暑日といわれる日が2016年も多く観測されています。
気温35℃を超えると熱中症で、搬送される患者数は急増します。
この30年で年間平均気温の偏差は+0.69℃。
20世紀の平均基準では+1.30℃。
ものすごい暑さの日や急に気温が低くなったり。
皆さんも肌で感じている事でしょう。
地球温暖化が始まっている。
それはもう誰もが気づいているはずです。
熱中症の健康被害は、昔は涼しかったので夏でも、冷房のいらない地域に住んでいた人々。
ヒートアイランド現象による都心部。
日中の高温の中で働く人々に特に多く発症します。
目次
地球温暖化によって台風の発生が多くなる!
地球温暖化によりアジアでは台風の発生が多くなります。
台風は海水温の上昇により発生します。
日本に来る台風の発生源となる太平洋の海水温は年々上昇しています。
これは地球温暖化の影響です。
地球規模で見ると南米沖の水温は低下。
これをラニーニャ現象といいます。
ラニーニャ現象が発生すると遠く離れた日本では気温が上昇するのです。
温暖化というと、地球の気温が暖かくなると、イメージしてしまいますよね。
ですが、地球規模で見ると、氷山の融解により海水温が低下したりもします。
そのため、世界では地球温暖化は気候変動と呼ばれています。
さて、日本での台風の被害を見てみましょう。
2016年8月30日。観測史上初となる、東北への台風の上陸が懸念されています。
今まで、東北には台風が来なかったのに。
これが多くの人の感想です。
暴風圏域に入ったとしても、直撃は避けられてきました。
この台風の影響で、人体にはどのような影響が出るのでしょうか。
台風による健康被害
台風は大きな低気圧のかたまりです。
この低気圧が過ぎ去った後、高気圧におおわれます。
台風一過。青空が広がるのはこの高気圧のおかげです。
しかし、この、低気圧と高気圧の急激な変化により、様々な健康被害が出るのです。
心筋梗塞、脳卒中。
血圧の変化からくるものです。
痛むという症状では何があるでしょうか。
リウマチ、腰痛、関節痛、神経痛。
年配者が天気が崩れるとよく訴えます。
「古傷が痛む」と、言われる時も低気圧の近づく時です。
ぜんそく、肺炎。
呼吸器系です。
他にも、メニエール病、てんかん、緑内障。精神疾患の悪化。
人体にこんなにも多くの病が影響するのです。
これらは総じて「気候病」と呼ばれています。
地球温暖化の影響で、台風の多くなった日本では、気候病の患者が増えています。
まとめ
人類は長い長い歴史の中で環境に適した体を作ってきました。
人種による肌の色にも意味があります。
太陽の日差しにより体内でビタミンを多くできるようにメラミン色素の薄い白い肌にした緯度の高い地域に住む人々。
太陽の日差しが細胞を破壊し過ぎないよう自己防衛のために肌の色を黒くした緯度の低い地域に住む人々。
人類が誕生してから約700万年。
産業革命以降、世界と地球の環境は大きく変わってきました。
この急激な変化は残され解明されている人類史上いまだかつてないことです。
なんとか適応していかなければならない。
その知恵と技術が世界中で始まっています。
そして自然との共生を地球人全体で考えなければならないと思います。
その急激な変化をもたらした地球温暖化。
その弊害はここでは書ききれません。
今回は人体への影響として、健康面に焦点をあててお話をさせていただきました。