地球温暖化の影響は人間の健康にどうかかわる?

地球温暖化問題の原因・影響・対策!地球温暖化について学ぼうk (10)
地球温暖化の影響は地球上の環境、生態系に深く関わってきます。

そのなかでも、私たち人間の健康にはどのように影響してくるのでしょうか。

地球温暖化が影響して発生した異常気象。人間の健康に関わる病気。

一体、地球温暖化の影響はどのように人間の健康にかかわってくるのか、まとめてみました。

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地球温暖化により発生した健康被害

2015年、インドの南部では6日間連続で熱波におおわれ、連日45℃以上の日が続きました。

お風呂のお湯で、45℃というと、相当熱いだろうと想像がつくと思います。

この、熱波により、人間の健康には、どう影響するか、安易に想像がつきます。

インドでの地球温暖化の影響による異常気象で、熱中症により、2300人以上が犠牲になりました。

人間の健康面では、東京の場合、一日の最高気温が30℃を超えると、熱中症患者が増加し始めます。

35℃を超えると、急激に増加する健康にあります。

また、気温が1℃上昇するだけで、食中毒を引き起こす、病原性大腸菌出血性腸炎のリスクが4.6%上昇されると推定されています。

ただ、気温が上昇するので、熱中症になるというだけではなく、こういった、感染症へのリスクも高まるのです。

地球温暖化の影響は人間の健康に熱波だけではなく、微生物レベルの病原菌まで考えなくてはならないものなのです。

地球温暖化の影響で、リスクが高まるといわれている病気

病原性大腸菌出血性腸炎のように、日本にもともとあり、感染のリスクの高まるものもあれば、地球温暖化の影響により日本まで拡大の恐れのある病気もあります。

生物が媒介する感染症や、食中毒、水、食料を媒介とした疫病の増加が人間の健康に被害をもたらします。

感染症では、蚊やダニは、マラリアやデング熱、脳炎などを媒介します。

気温が上がると、蚊やダニの生息地は広がる傾向なので、感染者が増える恐れがあるのです。

脳炎では西ナイル熱が有名です。

本来はアフリカの北中部に限られた感染症でした。

しかし、1999年、アメリカ、ニューヨークでカラスが大量に死にはじめました。

北アメリカへの侵入に最初に確認されたのこの年、62人の患者と7人の犠牲者が出ました。

その後も毎年流行地域が拡大し、2005年には3000人の患者と、119人の犠牲者が出たのです。

この流行により、地球温暖化による気候変動で、生態系の変化から、媒介動物、自然宿主の生態と、気温上昇が、人間の健康に大きく影響したことがわかります。

コレラやチフスなどは、汚染された食品や水で感染します。

食品がすでに、感染されている状態で、殺菌をせずに食べれば、健康へ影響が出るのは、食中毒で皆さんも良くご存知でしょう。

気温と降雨量の変化で病原体が拡散する

地球温暖化により気温の上昇による細菌類のリスクの上昇は人間の健康に大きく関わるのです。

特定期間の雨量が増えると媒介動物である、蚊や、ねずみ、家畜など、自然界の宿主が増え、人体に侵入する病原体の数が増え、その機会も多くなります。

地球温暖化により、気温が上昇すると、冬季の最低気温が上がり、冬には死滅していた蚊が越冬をし、病原体が侵入しやすい社会環境になります。

また、夏季の最高気温が上昇すると、蚊の発生数や自然宿主の数が増え、その地域も拡大します。

そして、人間は暑いと肌を露出しますし、野外へ出かける機会が増えるので、媒介動物や、自然宿主と接触する機会が増えます。

さらに、地球温暖化による暑さで、人間の健康状態が衰え、栄養、衛生状態などが悪化し、感染しやすい状態になります。

まとめ

地球温暖化がどのように人間の健康に影響するかは、衛生環境の整っていない地域ではより一層深刻なものになります。

地球温暖化を食い止めるだけでなく、そうした生活環境を衛生的にする取り組みもしなければなりません。

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