地球温暖化対策になるエアコン使用方法!エアコンの影響だけで温暖化対策になるの?

地球温暖化問題の原因・影響・対策!地球温暖化について学ぼうk (24)
地球温暖化により気温が上昇すれば、夏の暑さ対策にエアコンはよりいっそう使用されるでしょう。

地球温暖化の原因になるからと、猛暑の中、エアコンを使用せずに過ごせば熱中症になります。

無理なくできる地球温暖化対策のための、エアコンの使用について考えていきましょう。

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ヒートアイランド現象をしっていますか?

ヒートアイランド(heat island=熱の島)現象というのは、都心部の気温が周囲よりも高くなる現象のことです。

気温を分布図で描いてみると、高温になる領域が、都深部を中心にして、島のような形に分布するため、ヒートアイランド(熱の島)現象と、呼ばれるようになりました。

ヒートアイランド現象は地面がアスファルトなどで覆われて、太陽エネルギーやエアコンの室外機などから放出された熱が地面や木々にに吸収されずに、コンクリートのビル郡によりさらに熱の反射をうけ、その熱が大気中にそのまま上昇していきます。

こうした極端に自然環境の少ない都市がなかった場合を仮定した時に予測されるであろう気温に比べると、今現在ある都市は、同じ場所にあっても気温が高い状態である、ということもできます。

ヒートアイランド現象の原因は都心において発生する熱です。

そして極端な自然環境の減少にあります。

たとえばエアコンの室外機なども影響の1つになります。

しかし、地球温暖化とヒートアイランド現象は別物です。

地球温暖化は人間のエネルギー活動が原因で気温の上昇をもたらすという点では同じです。

なので勘違いしてしまいがちなのですが、その仕組みや現象の規模が、全く異なっています。

ヒートアイランド現象は、高層ビルなどの人工的な構造物や、先ほどのエアコンの室外機などの排熱が影響し、気温が上がる現象です。

こういった現象が見られる場所は都心部を中心とした限定的なものなのです。

日本では、気象庁が、全国で約150地点の気象台や、特別地域気象観測所、測候所で、気温等の気象観測を実施しています。

この観測の結果では、現在、ほとんどの観測所で「長期的な気温の上昇」が確認されています。

この、「長期的な気温の上昇」には地球温暖化が影響しているのは確かなことです。

しかし、都心部においては、ヒートアイランド現象による、気温上昇も加わっていると考えられます。

エアコン使用方法の影響が地球温暖化防止対策になる

こうしたヒートアイランド現象による気温上昇の一因でもあるエアコンの使用の影響。

そのエアコンの使用方法で、地球温暖化防止に役立つことを紹介します。

設定温度:東京都では暖房の場合、「室温20℃」目安が推奨設定温度としています。

暖房の設定温度では、調査をしたところ、1位の設定温度20℃が27%。

2位が設定温度22℃で13%、3位の設定温度23℃が12%でした。

しかし、暖房の設定温度が、20℃以下の設定18℃~20℃の割合は42%と半数以下だったそうです。

室温を20℃にするために、設定温度の許容範囲を22℃以下にしたとしても、該当63%でした。

推奨温度が20℃であることはあまりまだ普及していないようです。

電力の場合は、供給もとが、火力発電だとすると、1KWの電力で一時間に約0.3~0.7kgの二酸化炭素を排出します。

エアコンの温度設定と一緒に、人間の体の仕組みのでは体感温度が変わるということや、湿度などの、室温以外でできる地球温暖化対策の情報の提供も必要でしょう。

冷房の設定温度では、東京都では「室温28℃」を目安にすることを推奨しています。

1位の設定温度28℃が44%。

2位の設定温度27℃が24%3位の2設定温度6℃が14%でした。

室温を28℃にするために、設定温度の許容を26℃以下とすると、その設定が86%。

暖房の設定温度に比べ、室温28℃が目安に設定されていることが多く認識されているようです。

冷房の設定温度を20℃の場合、一時間消費電力はで約5~6KWになります。

これが28℃だと約3~4KWになるのです。

日本の主な電力の供給源である火力発電で、この1KWあたりの二酸化炭素排出量を考えると、約0.4~0.7kgになります。

たかがエアコンの温度設定と思われるかもしれませんが、地球温暖化対策で、エアコンを使用する際の影響を考えれば、推奨設定温度にすることの大切さがわかるのではないでしょうか。

衣類の工夫:ウォームビズとクールビズ

エアコンの設定温度により、私たちは体感温度の影響をうけ、過ごしやすさを得ることができます。

しかし、エアコンの使用電力を減らし、地球温暖化対策にもなる方法があります。

それが、衣類での工夫です。

暖房設備で体感温度の調節をする変わりに、服装や防寒グッズを利用した省エネ・エコに取り組もうというのがウォームビズ政策です。

これは、どちらかというと寒くても、薄着でファッション性を重視する傾向の高い女性が対象になっているようです。

具体的には、「冬場の暖房は20℃前後にして、重ね着や下着・ジャケットなどの暖かい服装ですごそう」とよびかけるプロジェクトです。

クールビズは「夏場の冷房温度は28℃に設定しその分風通しの良い涼しい服装や温度調節しよう」というもの。

先ほど紹介したように夏場のエアコンの温度設定を低めにする、クールビズもありますが、こちらはどちらかというと夏場でも長袖スーツを着ることが多い男性が対象になるようです。

たしかに首の絞まったネクタイは、首からの体温の放熱を妨げるもので、体感温度が上がります。

服装による温度調節は個人レベルでできる地球温暖化防止対策です。

エアコンに使用される電力エネルギーの影響から、地球温暖化防止に役立つことができます。

実のところ、クールビズのほうが政策的に先に行われたため、定着率が高いです。

これは、エアコンの影響が地球温暖化防止対策になるの項でふれた内容とも一致します。

ですが、経済効果の面では、クールビズよりウォームビズの方が高いという調査結果もあります。

しかし、どちらも省エネ、エコに繋がり、省エネやエコという言葉は、イメージアップにもつながることから企業や地域の団体が前向きに取り入れています。

結果として地球温暖化対策となり、エアコンの影響でかさんだ経費の削減にもなり喜ばしいことなのではないでしょうか。

エアコンに限らず電力使用を再生可能エネルギーにしていく社会作りをめざして

日本でも電力自由化が認められて、太陽光発電を主とした電力供給をしている会社も出てきました。

今までの日本では、火力発電と、原子力発電がその電力供給の主なものでした。

これからは、すでに昔から行われている水力発電に加え、再生可能エネルギーである、太陽光発電、風力発電の普及と、その蓄電の技術を高めることが必要なのではないでしょうか。

また、こうした再生可能エネルギーによる持続可能な社会作りを意識啓発されることが必要になるのではないかと思います。

まとめ

私はこの夏、北関東で、夏場のエアコンの使用を一切行わずに過ごしました。

そこで思ったことがあります。

暑さを部屋の中に入れない工夫、我が家ではよしずを使用するだけでも、ずいぶんと暑さが違うのだということです。

暑さ対策でのエアコン使用の影響がヒートアイランド現象の一因であることから、都心部は特に暑いことを紹介しました。

日本の気象庁の150箇所の観測所では、毎年平均気温が上昇し続けています。

暑ければ、エアコンをつけて涼しくすればいい。

けれど、そのエアコンの使用も、地球温暖化に影響しているのだと思い出してほしいのです。

地球温暖化対策で、エアコンを使用する際、冷房は28度、暖房は20度を目安に設定をすること。

衣類の工夫で、夏は涼しく快適に、冬は暖かく快適に、電力に頼らずにできる過ごし方の工夫もあるのです。

このことだけを覚えておいてもらえればと思います。

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