地球温暖化は、当然ながら日本だけの問題ではありません。
温室効果ガスの排出量が最も多い国は中国であり、第2位がアメリカ、第3位がインドです。
世界の大国と言われるアメリカが、地球温暖化に対してどのような対策をとっているのか、ということを紹介します。
目次
トランプ大統領はパリ協定を脱退
2017年6月、アメリカの大統領ドナルド・トランプは、地球温暖化対策はお金の無駄遣いだと唱え、パリ協定の脱退を表明しました。
大統領選挙の最中から、トランプは地球温暖化対策に否定的でしたね。
実際に、アメリカの世論の6割が地球温暖化対策を無駄だと考えています。
税金の無駄遣いであり、他にお金をかけるべきところがある、という考え方です。
温室効果ガスの排出量が世界で2番目に多いアメリカがこのような考えをしているとは、少々衝撃的ですね。
ブッシュ大統領は京都議定書を拒否
同じく、かつての大統領ジョージ・W・ブッシュは、就任早々、京都議定書を否定しました。
つまり、アメリカにおいては共和党の大統領は地球温暖化問題に否定的であるということがわかります。
そもそも、対策を取る気もない、という態度が伺えます。
ただし、ブッシュは地球温暖化問題を無視していたわけではありません。
喪主は、燃料電池などの技術開発にはお金をつぎ込んできました。
民間の努力
かといって、アメリカの社会が地球温暖化問題に無関心と言うわけではありません。
二酸化炭素排出量に規制をかける州も多く、高速道路などでは2人以上乗っていなければ走行できない道路なども存在します。
また、国際連合本部を傘下に置く国家として、様々な取り組みを中心となって行ってきました。
リサイクル活動も盛んですし、ハイブリッドカーも増えつつあります。
まとめ
〇 トランプ大統領はパリ協定を脱退
〇 ブッシュ大統領は京都議定書を拒否
〇 民間の努力
いかがでしょうか。
このように見てみると、アメリカは政治と民間が全く違う考えを持っているということがわかります。
地球温暖化に対する対策は世界各地で取り組まなければならない問題ですが、アメリカの政府は決して積極的ではない、と言うこともわかりますね。
かといって、社会がそれを許しているわけでもありません。
アメリカの民間団体には、地球温暖化の対策を取ろうと努力しているところもたくさんあります。
アメリカは世界でも最も多くの温室効果ガスを排出している国家の1つでもありますから、ぜひしっかりと対策を取ってもらいたいですね。