地球温暖化対策と自動車の利用でできること

地球温暖化問題の原因・影響・対策!地球温暖化について学ぼうk (5)
地球温暖化の原因である二酸化炭素。

自動車を利用することでも、地球温暖化はすすんでしまいます。

産業革命以降、経済活動は飛躍的に活発になりました。

人口も1750年当時の7億人から、現在の70億人近くまで急上昇しています。

経済を支える上で、私たちの生活と車は密接に関わります。

家庭からの二酸化炭素排出量の1位は電気。2位はガソリンです。

石炭や石油を燃やすことで空気中に沢山の二酸化炭素が放出されたので地球温暖化はすすんでしまいました。

産業革命が始まった1800年ごろに、280ppmだった二酸化炭素の濃度が2011年には390ppmにまで上昇しています。

ガソリンの原料は石油です。二酸化炭素を沢山排出しています。

家庭部門で二酸化炭素の排出量2位の自動車の利用で、地球温暖化の対策をすることにはどんなことができるのでしょうか。

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公共交通の利用とエコドライブ

公共交通機関の利用で、自家用自動車の稼働率を下げて、地球温暖化対策にする。

30人の人が30台の自動車で同じ目的地に向かうよりも、30人が1台のバスで移動するほうが、地球温暖化対策になります。

しかし、わかっていても、時間の都合や、自由度から、自家用自動車を利用してしまうことが多いでしょう。

なので、運転方法を変えることで、燃費を良くして、地球温暖化対策をしていきましょう。

エコドライブとは運転の方法で燃費を良くして、自動車でできる地球温暖化対策です。

具体的に紹介します。

車に余計な荷物を入れっぱなしにしていませんか?たとえばゴルフバッグなど

車体が重くなればそれだけ燃費は悪くなります。いつも一人で運転している人が、4人の友人を乗せて運転をした時に「今日は車が重いな~」と言って自然とアクセルを深く踏み込んでいる。

同じ50キロの速度を出すのにも、車が重ければ、アクセルを踏み込み、エンジンをより回転させて、いつもより多くのガソリンを使用し、進もうとします。

たとえば夏場なのにタイヤのチェーンを車の中に置きっぱなしにしているのであれば、それは、余計な荷物です。

その重みの分、アクセルを知らぬうちに踏みこんでいるのです。

エンジンをかける前にシートベルトをする

エンジンは、かけた時から、ガソリンの消費は始まっています。

シートベルトをして、ミラーの確認をしてから、エンジンをスタートすることで、アイドリングの時間が短縮されます。

発車をする時は、ふんわりとアクセルを踏む

ふんわりスタートと、言われていますが、車はエンジンをかけた時とスタートの時に実はガソリンを沢山使うのです。

スタートした時、いきなりアクセルを踏み込むと、エンジンは急激に動き、その動きの分ガソリンは使用されます。

ですが、よほどの高性能の車でない限り、エンジンの動きがそのまますぐ加速にはつながりせん。

ようは、空ぶかしをしているのと同じような状態になっているので、ガソリンがムダに使用されているのです。

運転中は車間距離を長めにとって一定のスピードを保つ

車間距離を長めに取ることで、ブレーキの回数が減り、その後の加速のためのアクセルの踏み込みが少なくなります。

急加速をするのを控えて一定のスピードを保つことで、エンジンの回転数が一定化し、ガソリンが安定供給されて、エコドライブになります。

この5点を心がけるだけでも、ずいぶんと燃費はかわります。

自動車の乗り方で、地球温暖化対策になり、このエコドライブを実践すると、実に安全運転になります。

地球にも優しく、他のドライバーにも優しく譲りあいができますし、スピードの出しすぎで歩行者や自転車を怖がらせることもありません。

自分のお財布にも優しくなるのがエコドライブです。

エコカーの購入の検討をする。

エンジンと電気のバッテリをー搭載し、その両方をあわせて走るハイブリッドカー。

同じ馬力の車に比べて、値段は高くなりますが、自動車でできる地球温暖化対策になります。

しかも、エンジンと電気の両方の使用になるので、エンジンだけの車よりも、車体の寿命が長くなります。

普通の車の寿命は10万キロと、言われていますが、ハイブリッドカーの燃費の良さに目をつけて、あるタクシー会社では早くからハイブリッドカーを導入。

メンテナンスをしっかりしていたこともあるのですが、30万キロ以上走っても異常がない。

これは、自動車でできる地球温暖化防止で、リサイクルやゴミの削減にも貢献できるという見方もできます。

電気自動車も、発売当初の連続走行時間よりも、長く走れるようになり、自動車自体が出す二酸化炭素はごくわずかです。

ガソリン自体を変えるエタノールガス

アメリカではすでに車の液体燃料の1割をエタノールガスが占めています。

原料は植物、主にとうもろこしです。

エタノール燃料も基本的には炭素ですから、燃焼させれば、二酸化炭素を大気中に放出します。

しかし、植物が燃料なので、もともと、植物が大気中から取り込んだものです。

植物は成長をするために、二酸化炭素を必要とします。

その植物からとったエタノールを燃やせば、その炭素がまた大気中に還元されるだけです。

カーボンニュートラルといわれているこの手法は、結果的にはプラスマイナスゼロになるので、大気中の二酸化炭素は増えない理屈になります。

エタノールの生産には、バクテリアや藻類などの「自然工場」を使う方法もあります。

科学者は今、研究を続けているのですが、それは、淡水性緑藻に、遺伝子操作を施して、燃料化する方式です。

自動車のディーゼルオイルだけでなく、ジェット機のメタンガス(天然ガスの主成分)を作ります。

これらは「バイオ燃料」「バイオマス」とよばれていますが、共通して問題になることがあります。

まだ新しく開発された技術のため、バイオ燃料が、ガソリンの代用になるのにはさらなる研究開発が必要となることです。

アメリカでの車の液体燃料の1割をエタノールガスが占めているといいましたが、まだ大量生産がされていません。

そのため、価格も高く、ドライバーからの需要も限られているのが実情です。

ですから、バイオ燃料が、やがて、炭素の排出を抑えてくれる役割を果たしてくれることに期待はできても、ただちに実現するのは難しいのが原状です。

まとめ

エコドライブや、エコカー購入の検討で、自分たちにでき、自動車で、できる地球温暖化対策。

それ以外に、車を動かす燃料自体を化石燃料からバイオ燃料にシフトする時代へ、国も企業も積極的に動いてほしいと思います。

地球温暖化対策を考える上で、もはや世界中で乗られている自動車の数を考えると、乗らないで下さいとはいえません。

すぐ近所のコンビにまでは、歩いていくなど、普段の生活の中でも、車の利用を控えたりすることはできます。

身近にできる地球温暖化対策、自動車の使い方について考えてみませんか?あなたにもできることがあるはずです。

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