地球温暖化って何?

地球温暖化問題の原因・影響・対策!地球温暖化について学ぼうk (4)
地球温暖化。

皆さんはこの言葉を聞いたことがあるでしょう。

しかし、それがなんなのか、地球が温暖化する仕組みと、その影響はどんなものなのか。

地球温暖化ってなに?という疑問を、簡単に説明していきます。

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地球と宇宙の間にはぶあつい空気の層がある

地球の表面は、空気の層でおおわれています。

生命が誕生したのは、実はこの空気の層のおかげ。

太陽から届いた熱を調節してくれ、熱を宇宙に逃す働きと、宇宙に逃がさない働きをします。

この空気の層は、水蒸気、二酸化炭素、オゾン、メタンなどのガスでできています。

ガスでできた空気の層なので温室効果ガスとよびます。

地球温暖化の仕組みに深くかかわってくるのが、この、温室効果ガスです。

地球温暖化の原因の温室効果ガス、二酸化炭素

温室効果ガスは地球をまるごと覆っています。

18世紀に入るまでは、温室効果ガスは、生物を育てるのに適度な温度を保っていました。

しかし、産業革命により、機械が開発されると、その機械を動かすために、化石燃料を使うようになりました。

化石燃料とは、石炭や石油のことで、燃やすとたくさんの二酸化炭素を出します。

今までは化石の中に閉じ込められていた二酸化炭素が、大気中に多く放出されました。

二酸化炭素は熱を保ち続ける力が高く、温室効果ガスの中でも量の多いもの。

この二酸化炭素の温室効果ガスに覆われて、今まで地球の外、宇宙に逃げていた熱が、地球の中にこもったままになりました。

人間にたとえると、防寒服を着ているようなものなのです。

地球温暖化とは、産業活動によって排出された温室効果ガス、特に二酸化炭素が、地球に防寒服を着せたような状態なのです。

地球温暖化の仕組み

けれども、私たち人間は、毎日二酸化炭素をたくさん出しています。

たとえば、電気。世界を見てみるとそのほとんどが、火力発電に頼っています。

火力発電というのは、石炭や石油を燃やして電気を発電する方法です。

地球温暖化のというのは、こういった人間の活動によって、二酸化炭素が空気中にたくさん出てきて、温室効果ガスがよりいっそう増えているために起こったことなのです。

地球温暖化のというのは、簡単に言うと、18世紀までは地球の気温を一定に保ってくれていた温室効果ガス。

これが、石炭などを二酸化炭素をたくさん燃やすことにより空気中に逃げ出してしまい、その二酸化炭素を植物が吸収しきれなくなって、温室効果ガスの層が厚くなり、今まで宇宙に逃げていたあたたかさが、地球の中に残ってしましまった。地球がが温暖に(あたたかく)なってしまった。地球が温暖化した。このことから地球温暖化というのです。

温室効果ガスのほとんどが二酸化炭素でできている。

このことを覚えておきましょう。

地球温暖化って何?地球が温暖化するとどうなるの?

地球温暖化により、地球が暖かくなれば、日本に住む私たちは、冬が寒くなくなって、いいんじゃないかな?

なんて思う方もいるかもしれません。

しかし、地球温暖化の問題は、そんなに簡単なものではないのです。

地球温暖化によって、地球はどんなことが起きるのでしょうか。

地球温暖化って何?と、興味をもたれたあなたに、地球温暖化がおこるとどうなるのかを紹介します。

地球は水の惑星と呼ばれていのを聞いたことがありますか?

この水の多くは海水。

まず地球温暖化により、この海水の水位が上昇します。

世界の中で、南極とグリーンランドは、氷でできた土地です。

地球温暖化により海水の温度が上がると、この氷でできた土地が溶けてしまい、海に流れ込みます。

すると、海水の水面が上昇します。

そのことにより、人が住めなくなる地域が出てきます。

海水の水位が高くなるだけではなく、水温も高くなる

このことにより、台風や竜巻が増えるのです。

海洋の水面近くの水温が上がると、台風の原因となる水蒸気が大量に出てきます。

そのため、より大きな台風が作り出されてしまうのです。

台風の被害を見てみましょう。

山の土砂崩れにより、住む家がなくなった。

大洪水で家が押し流されてしまった。田畑が流されて、作物がなくなってしまった。

このようなことが近年多くなっていると思いませんか?

実は地球温暖化が原因で、起きている災害なのです。

・熱波

地球温暖化がすすむと、平均気温が上昇して、熱波の頻度が増加します。

2002年インドでは最高気温46℃を超える日が1週間以上続き、1000人以上の死者が出ました。

日本でも熱中症の患者が増えていますが、熱中症はひどくなると命の危機にさらされるのです。

2003年にはヨーロッパを熱波が襲い、5万2000人もの命が奪われました。

・干ばつ

地球温暖化により、雨の降らない地域では、大規模な干ばつが起こり、水不足になります。

人は水を飲まなければ、生きていけません。

人の食べる食物も水がなければ野菜は育たないし、家畜も育ちません。

食料がなくなるという危機があるのです。

・砂漠化

地球温暖化により、雨がふらなくなる地域がでてきます。

こうした地域では植物が育たなくなるため、砂漠になってしまうのです。

世界の砂漠化は毎年6万k㎡ずつのスピードで広がっています。

これは、日本の九州と四国を合わせた大きさです。

・健康被害

地球温暖化により、気候が変わると人間の健康にも被害が出てきます。

今まで熱帯地域でしか確認されていなかった病気が地球温暖化で、熱帯のような地域が増えていくとどうなるでしょう。

病気の原因である病原体、これをもつ、蚊や、ねずみ、が増えます。

蚊やねずみが、人間の食べる家畜に病原体を植えつけると、それを食べた人間が、病気に感染します。

これを防ぐこともできますが、それには、人間の栄養状態や、住んでいる場所の衛生状態で変わってきます。

まとめ

地球温暖化って何?という素朴な疑問から、今地球では大変なことが起きているということがおわかりいただけたと思います。

実に様々な悪影響がおこることがわかると思いますが、かといって、人間が生きていくためには、産業が発達していかなければなりません。

その産業を発達させるためには、電気や石炭、石油など、多くの温室効果ガスを排出せざるをえないのです。

地球温暖化はすでにはじまっています。

しかし、地球の文明も発達しています。

今後二酸化炭素の排出量のないクリーンエネルギーの開発や活用や二酸化炭素の排出を抑えられるような産業へ移り変わることで、地球温暖化の速度は緩められると考えられています。

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